第10話　皇帝の逆襲

感想

ウズベキスタン戦も終盤。相変わらずクズなプレイを繰り返しながらも必殺タクティクスのエターナルランを繰り出してくるアナハンたちだが、ここで金雲が試合前に施した正方形バトン訓練の効果が発揮され、無限のスタミナを持つはずのウズベキスタン側が先にスタミナ切れを起こした。金雲のこういうところマジで嫌い。

マジドやイブラヒムたちが立ちはだかった時に相手チーム初のDF技が来るかと思って期待したけど、結局スルーパスからの明日人のシャイニングバード→アレクが忘却のソナタ出してフォルテシモとか言って吹っ飛ばされて終わり。アナハンは必殺技なしで終了。ってかこいつら弱くね。冗談抜きでレッドバイソンの方が強かったんじゃね。

そんなこんなで日本代表は勝利。補導されていた円堂キャプテンも帰ってきた。さらにいつも試合を持ている紀村記者から一星の過去を聞かされる。一星は小さい頃に車の事故で父親を亡くし、オリオン財団に引き取られたのだという。そして重い病気を患った弟の手術費用を負担する代わりに一星をオリオン財団に協力させるよう仕込んだようである人弱みに付け込むギリカナンマジクズ。

円堂キャプテンはかえって来て早々灰崎にこの世界大会に関しておかしいと思わないのかという問いかけに対し

「そうでもないだろ。敵はおかしなこともしてきたけどちゃんとサッカー強かったじゃないか。そんな奴らと出会って一緒にボールを追いかけられる。それだけでもすげえことだろ。大切なのは何ができないじゃなくて何ができるかじゃないのか？」という。円堂キャプテンは相手をしっかり尊重できてすごいね。そしてこの言葉からなんとなく日野社長自身の面白いストーリーを書けないことに対しての自己弁護に感じてしまった私はおかしいのだろうか。

確かに円堂キャプテンの言うとおりなんだろうけどさ・・・私はソアちゃん以外仲間にしたいって思える奴がいない今の世界代表たちのクズな行動には納得できねえよ。国の代表がクズでいいのか！？クズでも代表になれるのかこの世界は！？ふざけるのもいい加減にしろよ。

そして金雲からFFIの真実が告げられる。オリオン財団はサッカーをビジネスとして管理しようとしており、サッカーの勝敗を操作して更なるビジネスに成長させようとしている模様。一星もやはりここから送り込まれてきたようだ。サッカーをビジネスって・・・フィフスセクターと目的は違えどGO1のほぼ焼き直しだな。

金雲曰く、オリオン財団に対抗するためにはサッカーで戦い、向こうを焦らせて悪事の証拠をつかむしかないとのこと。チームはオリオン財団に所属している一星を排除することで一致しそうなところで円堂キャプテンはそれに反対。一星の過去をメンバーに伝えた。しかし灰崎やヒロトは可哀想な事情があったらなにをやってもいいのかと反論。

また、私の予想通り高志と文通していたひかるさんは一星の弟だった。高志によれば、一星はひかる君をオリオン財団に人質にされているがゆえに彼らに加担しているのではないかと・・・一星は本当は誰よりもサッカーが好きなのではないかと・・・高志の優しさがしっかり発揮されててすごくよかった。

野坂も一星を見る限りでは一星は自分のやっていること（悪事）に耐えきれず悪人を演じているのではないかと推論。そして一星を救うために一つの考えを提案。野坂が思い付いた考えとはなんなんだろう。やはり言葉で闇から救い出すのだろうか。

円堂キャプテンはそんな一星に声をかける。「俺たちはここにいる！お前が寄りかかりたくなった時に寄り掛かれるようにここにいる！忘れるなよ！」と・・・円堂キャプテンかっこよすぎだろ・・・それでも一星は円堂キャプテンの事を無視し自己嫌悪におちいりながらも誰にも頼らず悪人を演じ続けながら弟を助けることを誓う。涙を流しながら・・・

だけど・・・一星の事情を知ったからって豪炎寺も鬼道さんもまだ帰ってこないんだ。野坂の推測や高志や円堂キャプテンの話を聞く限り一星はいいやつなのかもしれないけど弟のためとはいえやってきたことは許されることじゃない。今のところ私は灰崎の「可哀想な事情があったらなにをやってもいいのか」の意見に同意だ。何度も言っているが円堂キャプテンが許しても私は一星を許すことはないと思う。

必殺技講座

今日は新規の技はなし。

今日の格言

発言者：円堂キャプテン

「大切なことは何ができないじゃなくて何ができるかってことじゃないか。」

そうなんだけどさ・・・なんだか納得できないよ円堂キャプテン。私はペクやサタンやアナハンが普通にサッカーが大好きなプレイヤーだったなら受け入れてたと思うよ。だけど連中はやってること明らかにおかしいよね。それが国を背負って立つ代表なんて許されるのかな。韓国にもオーストラリアにもウズベキスタンにもペクたちオリオンの使徒なんかよりもっとすごい選手っていたんじゃないのかな・・・こんなことばかり考える私の頭がおかしくなってしまったのかな・・・