イナズマイレブンアレスの天秤25話感想

第25話 激突するサッカー

感想

決勝戦の始まり。しかし・・・野坂はだいぶサッカーに対する思いが変化してきたのにもかかわらずいきなり反則レベルの威力を誇るタクティクスのグリッドオメガで攻めてきた。おまけにのりちゃんがふっとばされているすきに一点取るという最悪の戦法をなんなくやってしまった。開会式で語っていたスポーツマンシップとやらはどこへ・・・

だが、明日人たちはそんな卑怯な戦術では倒れない。伊那国島での特訓でグリッドオメガへの対策はばっちりしていたようだ。一度グリッドオメガを受けた経験のある灰崎が落ちる寸前に真空波を放ち、明日人たちは水平に地面に落ちる特訓をしたことで灰崎の放った真空波がクッションとなり、ダメージを抑えることに成功したようだ。もう何やってるか分かんねえ。

それに加え、先週野坂が渡していた王帝選手のデータを解析した祐によれば、データと一緒にグリッドオメガの詳細も渡していたことが判明。これは対策もできるわ。そして祐もようやくまともな活躍を与えられたみたい。もう遅いけどな。

試合中、灰崎とぶつかり合う野坂はその最中に脳腫瘍のダメージで倒れてしまう。自チームを放り出して野坂の元に駆け寄る杏奈。もう杏奈は取り巻き共と一緒に雷門の生徒会なんかじゃなくて最初から王帝の生徒会にいる野坂の理解者みたいにした方が良かったんじゃないかと思えてくる。自チームの選手放り出して相手チームの野坂のところに行くんなら、マネージャーの意味ないよマジで。これで日本代表のマネージャーになれるんだもんなぁ・・・もう大谷ちゃんだけいればいいよ。

野坂はその後フィールドに戻り、試合再開。全く使われなかった必殺技ラッシュが始まる。貴利名の氷の矢に始まり、サスケが爆熱ストームを撃つと見せかけてフェイント、ゴール前に待機していた雄一郎が西蔭の隙を突きノーマルシュートって・・・ノーマルシュートは西蔭すら突破してしまうのか。もうノーマルシュート辞めて本気で萎える。ただ、このノーマルシュートで点を取られた西蔭はサッカーの楽しさに目覚めかけたようだ。

その後も祐がザ・ラビリンスを習得していたり、サスケが豪炎寺の模範ではない技火だるまバクネツ弾を習得していることが判明。未だに個人技を習得していない鉄之助は悔しがる。彼らを観客席から見ている円堂キャプテンや豪炎寺、鬼道さんは雷門は強くなった、頑張ったかいがあった、強化委員は結果として機能したとか言っているが・・・結局派遣先も触れられなかった半田や宍戸たちはどこへ消えた?

その一方でアレスの天秤がなんだったのかの答えを知るために勝たなければならないと言い聞かせる野坂とアレスの天秤への復讐に燃え上がる灰崎はラフプレーギリギリの攻防(つまりは楽しくないサッカー)を繰り返す。

そんな2人に明日人はそんなサッカーしてて楽しいのか?反則ギリギリのプレーなんてサッカーじゃない、僕たちの何が分かると反論する野坂にお前たちの気持ちなんてわかりたいと思わない、野坂には全力で来るなら全力で迎え撃つ、灰崎にはお前はなぜ一人で戦っているんだお前の勝ちたい気持ち俺たちにも背負わせてくれよと急に語り始め、挙句の果てには円堂キャプテンのマネをして(楽しい)サッカーやろうぜ。と説教。ここには正直萎えた。明日人も灰崎や野坂ほどではないにしろ決していい環境で育ってきたわけではないのだから(雄一郎や貴利名を始めとする友には恵まれているが)、価値観の押し付けにしか見えない説教なんてしないでほしかった。

だが、灰崎と野坂にはこの説教が聞いたようで、灰崎はこの試合に来ていた茜に試合が終われば全部わかると聞かされ復讐心が薄れて開き直ったようであり、野坂は御堂院に雷門と本気で戦ってフットボールフロンティアのてっぺんに立ちたいという自分の思いを伝え、あれだけ興味がないと言っていたサッカーを楽しむようにまでなっている。

次回最終回とのことだが、後半戦、茜と野坂の計画の全貌、御堂院の目的とか全部詰め込むのは非常に無理がありそうな気がする。私が言うのもなんだけど、外見だけ取り繕ってるのがバレバレだし、中身が無さするしすべてが唐突でなんかもうまともな感想すら書けなくなってきてる。オリオンの刻印からは過激派になりそう・・・

必殺技講座

キングス・ランス

野坂の必殺技。ランスロットのような兵士が突き刺す槍のようなシュートを撃つ。その威力は高志のザ・ウォールを難なく突き破ってしまうほど。王の風格を持っている必殺技と言えるが、若干化身っぽい雰囲気を感じざるを得ない。

ザ・ラビリンス

祐の必殺技。迷宮を作り出し、相手を閉じ込めているすきに自分はボールを持って脱出するドリブル技で中々かっこいい。祐がようやくまともになったきっかけともいえる技である。もう遅いけどな。

火だるまバクネツ弾

サスケの必殺技。身体をスピンさせてボールを蹴り、火だるまのようなシュートを放つ。ファイアトルネードや爆熱ストームと違い、豪炎寺の模範技でないサスケだけの必殺技と言えるだろう。この技で点を取った直後サスケは豪炎寺にVサインを送って、豪炎寺もそれをしっかりとみていた。いい師弟関係だ。

今日の格言

発言者:明日人

「サッカーは誰かを負かすためにやるんじゃない。思いをつなぐためにやるんだ。」

いいことを言っているとは思うがまず言わせろ。円堂キャプテンのマネしてサッカーやろうぜとか簡単に言うな。それと僕らの気持ちなんか分からないって野坂の言葉に対して分からない。いや、分かりたくもないってなんなんだ・・・これって価値観の押し付けっていうスポーツアニメの主人公がやるのには推薦されないことなのではないだろうか?

まあ納得いかないし説得を聞いて私は冷めたけど、この言葉が響いた灰崎と野坂は(灰崎は回復した茜とやり取りしたことで復讐心が薄れ、野坂は御堂院に対して雷門と全力で戦いフットボールフロンティアで優勝したいという自分の思いを伝えあれだけ興味がなかったサッカーを心から楽しんでいる)ぶつかり合ってばかりの楽しくもないサッカーをやめていい感じになったからよかったんじゃない。

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